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マッチング拠出とは何ですか?

「マッチング拠出」も企業型DCの一種です。 労働者(加入者)が任意で企業型DCに掛金を上乗せできる、法令に基づく制度です。 企業はマッチング拠出を希望する労働者の給与から「加入者掛金」を控除(天引き)し、事業主掛金との合計額を企業型DCに拠出します。 法律上、加入者掛金額には次の2つの制限があります。 マッチング拠出と選択制DCの主な違いは次の3点です。 選択制DCの場合、企業型DCに拠出するか否かを労働者自身が選択できます。 労働者が拠出を選択すると給与額が減ります。 その結果、労働者の社会保険料や所得税、住民税の削減効果がある反面、厚生年金など社会保険制度からの給付が減ることになります。 企業にとっては社会保険料を軽減できるメリットがあります。

マッチング拠出と選択制DCの違いは何ですか?

また、マッチング拠出は掛金の変更が年1回のみなのに対し、選択制DCは金額の変更を自由に行えます。 マッチング拠出のメリットには、次の2つが挙げられます。 いずれも、マッチング拠出を導入しようと考えている企業の労働者にとって税負担を軽減できます。 ここでは、それぞれのメリットについて詳しくご紹介していきます。 企業で導入する場合に必要な知識ですので、ぜひチェックしてみてください。 マッチング拠出を行えば、所得税・住民税の負担が軽減できます。 従業員が拠出した掛金は、全額が所得控除の対象になります。 つまり、所得税と住民税が非課税になるということです。 自分の老後のために、月に10,000円積立預金をすると、その金額は課税対象になってしまいます。

マッチング拠出の運用益は課税ですか?

マッチング拠出の運用益は、他の企業型DCと同様、非課税になります。 株式投資などの資産運用では、運用によって生じた利益に20.315%課税されています。 しかし、マッチング拠出の運用によって得られた利益は課税の対象にはなりません。 1年、2年では差が感じられないかもしれませんが、運用が長期に亘るほどその差が大きく積み重なっていきます。 マッチング拠出のデメリットについて、次の2つが挙げられます。 マッチング拠出にはメリットがある反面、もちろんデメリットもあります。 マッチング拠出を導入する場合は、しっかりとデメリットも理解した上で取り入れるようにしましょう。 ここではそれぞれのデメリットについて、詳しくみていきましょう。

退職給付制度の「マッチング拠出」って何?

企業型DCは退職給付制度として位置づけられているため、会社が掛金を拠出する仕組みとなっていましたが、2012年1月の法改正によって、加入者も一定の範囲内で事業主の掛金に上乗せ拠出ができる「マッチング拠出」が可能となりました。 この制度によって、労使双方がDCを活用しながら退職後の経済的不安に備える仕組みが誕生したといえます。 マッチング拠出は規約に定めれば導入することができますが、採用した場合においても、加入者がその利用を強制されることはなく、2022年10月の制度改正でマッチング拠出を導入している企業の企業型DC加入者については、マッチング拠出をするかiDeCoに加入するかを加入者ごとに選択できるようになりました。

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